和島村のポイントとしては、蝶研のポイントマップにある阿弥陀瀬が有名である。しかし、この丘陵地帯はどこへ行っても良さそうである。そこで、下富岡付近を狙ってみることにした。地図上ではいかにもギフチョウがいそうである。与板町から大坂峠に出て、ここを塩之入トンネル方面へと右折する。雪が融けたばかりなのか未舗装の林道はぐちゃぐちゃである。大坂塔の付近でカンアオイを発見する。更に進むと林道が大きく右にカーブしているところで左に曲がる小さな道が見当たる。これに入ってみると入口の所が広場になっていて、先に道が続いている。しかし、この先は道幅が狭く、車で行くには少し気が引ける。それにここを歩かなければどこを歩くのかと思われるような環境でもある。入口の広場に車を置いて歩き始める。その後、2000年にこの付近を通ったが、この入口の付近は整備されていて、この当時とは随分と様相が変ってしまっていた。広場にはたくさんの車が駐車していて、加えて大勢の人達が集まってバーベキューをして楽しんだりしていた。私が車でその広場に入るや否や、ほぼ全員が私のほうを見つめた。気の弱い私は怖くなって直ぐに逃げ出してしまった。但し、これから向うギフチョウのポイントがどうなったかは定かではない。
道の左側は非常に大きな伐採斜面である。しばらく下ると雑木林になる。伐採地と雑木林との境界にたたずんでギフチョウが飛ぶのを待ってみたが、一向に飛ばない。そうはうまくはいかないものだ。更に下ると、道は二手に分れる。右へ行く道の方が雰囲気はよい。未だ時刻も早いし、どうせ他の採集者が来るような所ではないので、まずは左側へと行ってみる。路傍を丁寧にみているとカンアオイがところどころに見られる。少し時刻が早いのかギフチョウは飛ばない。どんどん下っていくと人家が近づいたのか環境が悪くなってきた。そこで、先程の右手の道に期待して戻ることにした。戻る途中、カンアオイのある日当りのよい雑木林の縁でギフチョウが飛ぶのを見た。慌てて接近したがどこかに飛んでいってしまった。残念。しばらく待ってみたが、ギフチョウは現れなかった。
分岐点まで戻り右手の道を進む。こちらは左手の道よりずっと環境がよい。いかにもギフチョウが飛びそうな尾根道である。期待して歩いていると、前方からギフチョウが飛んできた。そして、少し高いところの突き出た竿のようになった枯れ枝に太陽に背を向けて止まった。まるでトンボのようである。日光浴をして体温を高めているのであろうか。残念ながら私の持っている志賀製のグラスロッドでは届かない。仕方ないので諦める。後で採ればよいのである。更に進むとまたギフチョウが前方から飛んできた。今度は首尾よくネットインすることができた。本年初のギフチョウである。きれいなオスであった。更に進むと、杉の植林地の中へと入る。この付近は少し薄暗いがときどきギフチョウが飛んでくる。どんどんと進むと、再び雑木林になり、林床にはカタクリの花が咲き乱れている。この付近をうろうろしていると、ときどきギフチョウが現れる。実にすがすがしく気持ちが良い。路傍の倒木に腰掛けて、家内が作ってくれた握り飯をほお張る。塩味がとても美味しい。この間にも、ときどきギフチョウが現れる。この丘陵の下のほうからは太鼓をたたく音が引切りなしに聞こえてくる。どこかでお祭りでもあるのだろうか。太鼓の音を聞いているとなんだかだんだんと眠くなってきて、いつのまにかうとうとしてしまった。
この道を尾根伝いに歩くと所々にポイントがあってギフチョウが飛ぶ。カンアオイも多い。また、この尾根道から分れて下る道が何本かあり、その周囲にもカンアオイが多く、ギフチョウが所々にいる。この時は未だ出始めなのか、少し数が少ないように思えた。とうとう、メスには会うことはできなかった。
この後、与板町を2〜3ヶ所歩いてみたが、カンアオイを見付けることはできずギフチョウも見ることができなかった。少し感が悪かったかもしれない。しかし、この作業は私にとっては大事な作業なのである。これにより今後、与板町で調査しなければならない範囲が大きく狭まり、ギフチョウの生息地にぐっと近づくことができるのである。こんなことは、何もこんな成虫シーズンの真っ只中にすることではないのかもしれない。しかし、83市町村でギフチョウを採ろうと思えば、他から情報が得られない限り、これは必須の作業なのである。
新潟県三島郡和島村下富岡(カンアオイあり、多い)
1998年4月11日(適期)
このところ新潟県の市町村単位でギフチョウを採集しようと言う気持ちがますます高まってきていた。新潟県にギフチョウを採りに行くにしてもただ漫然とあちこち行っていたのでは、どうにもまとまりがつかない。飯山線沿線に沿って採集してみようとも考えたが、それだと時期が限定されてしまう。
この年は、季節の進行が早く、あっという間に春がどこかに行ってしまうような気がしていた。関越自動車道の大和町付近のパーキングエリアでは桜はもう満開を過ぎていると言う感じである。小出インターチェンジを出て、まず、小出町青島付近へと行ってみる。青島から堀之内町の大石に抜ける広域農道を進む。この道を登ったところにカタクリがたくさんあるところがあった。しかし、季節が進み過ぎていて殆ど花は終わってしまっている。この付近はもうギフチョウは遅いようである。もう少し季節の進行の遅い場所を探さなくてはいけない。六日町周辺か、湯之谷村か、広神村か、入広瀬村か、守門村か頭の中を駆け巡る。小出町のこの辺りでもうカタクリの花が終っているとは思ってもみなかったので完全に予定が狂ってしまった。とりあえずどこでもよいから広神村方面に向ってみることにする。
小出インターチェンジ方面へ走り国道17号線に入り、小出町から右折して守門村へと向う。5万分の1地図を見て良さそうなところを走ってみる。しかし、桜は既に満開を過ぎており、葉桜か又は完全に散ってしまっているものもある。もっと奥へ行かなければ、そう思いながら前進するが一向に桜が満開と言うようなところはない。国道352号線にトンネルが多くなり比較的急な上り坂の車道を登りきると、そこは桜が満開であった。ここは、小平尾外山と言うところのようだ。とりあえずこの付近ならどこでも良さそうである。山へ入れる道がないかとあちこち走り回る。あたりを見回しながら長いこと走っていたので車酔いしたのか気分が悪くなって、吐き気までしてきた。致し方ないので、適当に車を止めて畑の脇の農道を歩いてみることにした。すると何とカンアオイがあるではないか。それも結構多い。しかし、その雑木林は狭く、直ぐ畑になってしまう。数100m程前方には雑木林が広がっており、期待が持てる。幸い、道も続いている。しばらく畑の中の道を歩いて行くと雑木林に入り、そしてこの道は比較的広い道にぶつかる。この道を少し歩くとまた右手に小径が現れたのでこれを進むことにした。この小径の両側には所々カンアオイがある。それほど多くはないが期待が持てる。時刻は午前9時頃である。そろそろギフチョウが飛んでもよい時刻である。しばらく歩くとこの小径はまた先程の道と一緒になる。ここからはこの広い道を歩くことになる。右手にちょっと小高いところがあり、お地蔵様が立っているところがある。そこにある大きな松の木の梢付近を飛翔するギフチョウを1頭発見する。下の方へ降りてこないかと待ってみたが、そのままどこかに飛び去ってしまった。ギフチョウがいることは分かった。この道を少し進むと前方をギフチョウが飛んでいるのが見えた。慌てて走りよりこれを採集する。きれいなオスの個体であった。よし、時期もぴったりだ。しばらくここで待機するがギフチョウは現れない。この道を先に進めばおそらくギフチョウのポイントがあるであろう。しかし、このまま歩いていたのでは何とも効率が悪い。ここはひとまず引き返して車で再び戻ることにした。そう決心したなら、早く車に戻らなければならない。今来た道をどんどんと戻る。途中で何頭かのギフチョウを見た。このうち、2頭のオスのギフチョウを採集することができた。
車に戻り先程の道を探す。途中で田んぼの縁を飛ぶギフチョウを発見したが採れずじまいであった。やっとのことでそれらしき道を発見する。途中何箇所か寄り道して先ほどギフチョウを採ったところにたどり着いたのはもう午前10時を過ぎていた。ここに車を止めて、先程の小径に入ってみる。もう十分に気温が上がっているのでギフチョウも元気に飛びまわっているはずである。小径を少し戻ると路上を飛ぶギフチョウを発見する。そこで待っていると定期的にギフチョウが飛んでくる。ふわふわ飛ぶという感じではなく、勢いよく飛んでくるので十分にハンティング気分を味わうことができる。6〜7頭採集したところで、ここを去ることにする。全てきれいなオスの個体であった。
車に乗ってこの道を進む。少し行くと道路工事をしているところがある。この付近に大きな道ができるのだろう。そこを過ぎて杉の植林の中の比較的急な坂を登る。坂を登りきったところにギフチョウがいた。ここは開けた尾根道になっていてギフチョウが道脇の杉林と雑木林の中から飛び出してくる。先程のところと違っていたってギフチョウらしくふわふわふわふわとゆっくりと舞っている。こちらの方が先程のところより少し発生が早いのか擦れている個体も少し混ざっている。ギフチョウと一緒にクマバチが何匹もテリトリーを張っていてうるさい。6〜7頭採集したので、ここも去ることにする。
更にこの道を進む。道は一旦下ってまた上る。下ったところで別の道と交叉する。これを左に進路を採る。いかにもギフチョウがいそうだが、結局見ることもなく畑の中まで下ってしまった。そこで、先程の道に戻り更に前進してみる。坂を登り切ると再び尾根道になっている。右手から来る道とぶつかる。この付近にもギフチョウがいる。この道は滝ノ又へ続く道のようだ。この尾根道を少し進むと、またギフチョウが飛び出した。ここも前の尾根道と同じような環境である。ここのギフチョウは更に擦れた個体が多く、破損しているものもいる。こちらの方が更に発生が早いのであろう。
道なりに進むと、この尾根から大きく左に曲がって下り坂になる。どんどん下ると舗装道路になる。舗装と未舗装の丁度切れ目の付近でギフチョウを発見する。新緑のブナの梢付近をゆっくりと舞っている。ここは今までの場所と比べて数は少ない。この付近は、既に山古志村であるようだ。この道を更に下ってみるが、もうギフチョウには会わなかった。そして、遂に人家のあるところへ下ってしまった。付近に居た人に場所を尋ねると、ここは山古志村楢木というところだと教えてくれた。
広神村越又から山古志村楢木へと抜けるこの道沿いにはギフチョウのポイントが何箇所かある。数もまあまあいて楽しめる。楢木へと下らず、尾根道を更に進めばもっと多くのポイントがあるかもしれない。
新潟県北魚沼郡広神村越又(カンアオイあり、比較的多い)
1998年4月21日(適期)
新潟県北魚沼郡広神村滝ノ又(カンアオイ発見できず)
1998年4月21日(適期)
新潟県古志郡山古志村楢木(カンアオイあり、少ない)
1998年4月21日(適期)
本当に今年は春の進行が早い。広神村越又に出かけてから既に1週間、更に行き場所は限定されてきた。とりあえず、広神村より奥へ入らなければならないことは確かだ。
そこで、守門村、入広瀬村付近を調査してみることにした。小出インターチェンジから守門村方面を目指す。守門村でまずチェックしておきたいところは、福山新田から三本ぶな山へと続く道である。この道はすぐに見つかった。しかし、工事中につき通行止の表示がある。これは困った。行けるところまで行ってみることにした。この道は舗装されてはいるものの周囲の環境はなかなか良好である。未だ、時刻が早いのでギフチョウは飛ばないが、時刻が時刻ならギフチョウが飛ぶかもしれない。ただ残念なことにカンアオイは見つからない。しばらく走ると、プレハブ小屋が立っていて本当に工事中であり、こんな早い時刻からもう人が出ていた。これ以上は前進できない。この先こそギフチョウがいそうなのだが少し残念である。
仕方なく、大平峠方面に向う。大平峠にはギフチョウの記録があるので、別のところに行くことにした。大平峠の一つ北側の谷内から高倉へ抜ける道を行ってみることにした。狭い道をちょこちょこと走ると言う感じで結構時間がかかる。峠付近にはカンアオイが見られる。ここもギフチョウがいるに違いない。やはり時刻が早いのでギフチョウは飛ばない。尤も、気がかりなのは時期的なものである。
峠を下り、一旦、国道252号に戻り、入広瀬村を目指す。入広瀬村でのチェックポイントは穴沢と守門村の下池へと続く道である。穴沢は標高も低く、時期的に少し遅いのではないかと言う不安がある。そこで、まずは下池へ向う道を探してみることにした。横根の集落付近でうろうろしていたが、道が分からず守門村二分に出てしまった。まわりを見ながら走ると右手に自動車の入れそうな道がある。これを行ってみることにする。まあまあ良さそうなのは始めだけであり、そのうち道は著しく狭くなり、かつ草ぼうぼうになってきた。でもなんとか走れるので前進してみる。もちろん、スピードは出せず、ローギヤーでゆっくりと走る。15分もすると行き止まりになっていて、少し広くなっている。その先は杉の植林地になっているので、きっと林業用の道なのであろう。ここに車を止めて杉の斜面に入る。すぐにカンアオイがあるのに気付く。よしよし、これはいいぞ。後は時期だ。残雪はもう全くない。カタクリは結構咲いているが盛りを少し過ぎているようだ。時刻は午前9時、その時、目前の杉の梢で日光浴を開始して大きく翅を広げているギフチョウを発見する。きれいなオスであった。よし時期はぴったりだ。ここで待っていると頭上を時折ギフチョウが飛ぶ。しかし、下には降りてこない。やはり稜線に上がらないと効率が悪そうだ。この杉の斜面をよたよたと登り始める。この斜面にはカンアオイが散見される。稜線まで出てみるとなんのことはない。そこにはちゃんと道がついている。その道をピークめがけて歩く。反対側にはきれいな道が稜線の直ぐ下までついており、入広瀬村側からはたやすく入れることが分かった。しかし、2万5千分の1地図には載っていないので新しくできた道に違いない。地図をよく見るとこの稜線を挟んで先程の斜面側が守門村二分であり、きれいな道のある方が入広瀬村横根である。従って、飛んでくる方向により、守門村と入広瀬村とに分れると言う寸法だ。しかし、この稜線の道は、入広瀬村のようである。ピークまで登ると思った通りギフチョウがいた。これを採ってみると少し傷んでいた。このピークから200〜300mの間にギフチョウが時々飛来した。しかし、傷んでいるものが多く、もうここは時期が遅いことを示していた。横根側に下ってみたり、二分側の杉の植林地に入ってみたりしてみたが、きれいな個体は余りいなかった。二分側のカンアオイのある斜面でメスを探してみたが、何故か見ることはできなかった。ここに長居をしても余り意味がない。
国道252号に戻り、更に、破間川に沿って溯ることにした。入広瀬村の大白川から浅草大橋の手前へ抜ける道もチェックポイントの一つだ。さすがにここまで入ると残雪が多くなる。この道、地図上では良さそうに思えた。大白川から再び国道252号に出るまで全行程舗装されていて走りやすい。何箇所か良さそうなところがあったので車を降りて調べてみたが、ギフチョウも飛ばなければ、カンアオイも見付けることができなかった。そのうち、国道252号に出てしまった。これ以上、奥只見方面に向っても今度はかえって時期が早すぎると言う感じだ。国道252号を小出方面へと戻る。この国道沿いに何箇所か道があったので行ってみたが、いずれも侵入禁止であった。私有地なのか、国有地なのかは分からないが、とにかく入ることはできなかった。一ヶ所ゲートが開いているところがあったので入れるのかと思って様子を見ていると、どこからかおじさんが現れて、入ってはいけないと注意された。理由を聞くと角が立ちそうなので「はい」と返事をして立ち去った。後で知ったことであるが、この入広瀬村は山菜を村ぐるみで保護して観光等の売り物にしているらしく、それで山へ入る道の入口にゲートを設置しているところが多いらしい。新潟県の他のところではゲートなどめったに見ないのだか。
時刻ももう午後1時頃になってしまった。大平峠付近ではもう明らかに時期が遅いようだ。どうしようか。そこで、朝見付けることができなかった下池への道を探してみることにした。再度、入広瀬村横根に向う。横根の集落の付近をあっちへ行ったりこっちへ行ったりしているうちにやっとそれらしき道を発見した。舗装道路であり山の上へと向っている。どんどん進むと二又になっているところに出た。左側の道は未舗装であり、ちょっと良さそうだ。ここはとりあえず右手の道を進み下池へと向う。そのうち右手に池が現れる。この池が大池のようだ。これより先は舗装もされておらず、また、残雪が多くてとても車では行けそうにない。この池畔に駐車する。他に二台の自動車が止まっていた。きっと山菜採りか何かであろう。車を降りてすぐにカンアオイを発見する。しかし、この付近は残雪が多い。下池方面に歩き始める。日陰の残雪を乗り越え、日当りのぬかるみを進む。左手に下池が見え始める。下池の池畔にテントが張ってあった。こんなところで何をしているのだろう。回りの機材から推測するとどうも林業の人のようである。下池の周囲にもカンアオイは多い。しかし、いかんせん残雪が多い。これではとてもギフチョウなんか飛んでいそうにない。そう思って前を見たとき、前方10mぐらいのところをギフチョウが横切った。残雪の上をばたばたと走って追いかけたがとても追いつかず、そのギフチョウは道路脇の雪原の上を悠々と飛び去ってしまった。ギフチョウがいたことに気を良くして前進する。日当りの良いところは雪が溶けておりぬかるみになっている。しばらく歩くと日当りの良いところに出て、残雪もなく道路も乾いている。その時、足元から不意にギフチョウが飛び出した。これをとっさにネットにおさめる。きれいなオスであった。どんどん行くと、道は下り坂になり、完全に杉の植林地内に突入する。カンアオイも全く見当たらなくなってしまった。日当りも良く雪もないのにギフチョウは飛ばない。そこで戻ることにした。残雪の多いところまで戻ると、雪原の上を飛ぶギフチョウを時々見ることができる。数は少ない。日当りの良い雑木林の中に入ってみると、ギフチョウがいた。これを首尾よく採集することができた。その後、更に一頭のオスを追加する。もうこれで十分なので戻ることにする。車まで戻って、藤平山への登山道を進んでみる。林床にはカンアオイが多い。しばらく行くとものすごい量の残雪が行く手を阻んだ。無理していく気もしないので早々と断念して車に戻る。大池付近もカンアオイが多く、残雪はかなり少ないのでギフチョウが飛ぶのではないかと期待させたが、とうとう1頭も見ることはなかった。
林道を横根に向けて下り、先程の二又の道に入ってみることにした。すぐに杉の倒木が道路を塞いでいた。その手前に車を止め歩く。道路脇にはカンアオイが見られる。杉の大木の梢をギフチョウが舞う。この付近には残雪はもう既になく、随分と乾燥している。目の前にギフチョウが現れた。これを採る。少し擦れてはいるがまあまあのオスの個体であった。このあたりもギフチョウの数は余り多くなく、たまに見る程度である。まあ、時刻ももう午後2時を過ぎているし、こちらもこの時刻になると大分疲れてきている。更に、オスの個体を追加するが先程の個体より擦れがひどい。帰りがけ、穴沢の町中を飛翔するギフチョウを目撃する。
帰り道、渋川付近の酒屋により地酒とやらを買い求める。いろいろな地酒を買うのもギフチョウ採集時の楽しみの一つである。私は酒の味の違いはよく分からないのだが、買ってきた地酒のラベルを見ながら、その時の採集を思い出しつつ一杯やるのが楽しいのである。
新潟県北魚沼郡守門村二分(カンアオイあり、比較的多い)
1998年4月28日 (遅い)
新潟県北魚沼郡入広瀬村横根(カンアオイ発見できず、二分側で発生した個体が飛んでくると考えられる)
1998年4月28日(遅い)
新潟県北魚沼郡守門村下池付近(カンアオイあり、比較的多い)
1998年4月28日(少し早い)
新潟県北魚沼郡守門村二分奥(カンアオイあり、余り多くない)
1998年4月28日(少し遅い)